11/17定例会終わりました

小雨がちの初冬の午後から北区民センターで定例会を開催しました。

前半は読経とプチ瞑想。後半はパティパダ巻頭法話の輪読をしました。ダンマパダの賢者の章の続きでした。

79. Dhammapīti sukhaṃ seti, vippasannena cetasā; Ariyappavedite dhamme, sadā ramati paṇḍito.

法（真理）の喜悦ある者は、清らかな信ある心で、安楽に臥す。聖者によって知らされた法（真理）において、賢者は、常に喜び楽しむ。 今月のポイント

〇生きる目的はありません 　人間が生まれたら、成長します。しかし、別に成長する目的で生まれたわけ ではないのです。生まれてから、人は老いていきます。老いることは必然ですが、それにも目的は ありません。 〇宇宙も命も目的なく流れます

　地球が太陽を公転していることも因果法則です。しかし、地球に何か目的があ るわけではありません。宇宙のすべては、因果法則の流れです。 〇存在のすべては因果法則です

　諸宗教の流儀に反して、仏教は創造論を否定します。仏説は、「因縁によって現象があらわれる」 という立場です。因縁によって何かの現象があらわれる場合は、そのあらわれた現象に目的はありません。 〇生命は楽を求めて苦を収穫します

　俗世間は楽しみを求めています。 眼耳鼻舌身意を刺激させたら、楽しみが生まれるだろうと思って生きています。楽しみを求めて大量の苦 しみを収穫します。 〇賢者は楽を求めて安穏に達します

　賢者は刺激を求めて苦しみを収穫する道をやめて、こころが安穏に達する道を選びます。そして、真理を発見します。因果法則を発見すると、こころが落ち着きます。賢者の感じる安 穏と安楽は、永遠に続くものです。真理から喜びを得る賢者は、安穏に過ごすのです(Dhammapīti sukhaṃ seti)。 他宗教の生きる目的、慈悲の瞑想の実践方法などの他、来年・再来年に向けたイベントの計画についても話しあいました。参加者８名。皆様ありがとうございました。