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1/19定例会終わりました

来月から雪まつりだというのに道路の雪が融ける暖かい日、いつもの北区民センターで定例会を開催しました。


前半は読経とプチ瞑想。後半はパティパダ巻頭法話の輪読をしました。ダンマパダの賢者の章の続きでした。

81. Selo yathā ekaghano [ekagghano (ka.)], vātena na samīrati; Evaṃ nindāpasaṃsāsu, na samiñjanti paṇḍitā.

81. たとえば、一なる厚き巌が、風に動かないように、このように、賢者たちは、諸々の非難と賞賛にたいし、〔心が〕動かない。

今月のポイント

●こころは光より遥かに速い

 物質の波長より十七倍速く変化する。

●速いとは移動ではなく変化のこと

 心は変化して移り変わる。

●こころは常に揺らぐ  こころは絶えず認識し続けており、同時に絶えず揺らぎ続けている。 ●自我の錯覚が悩み苦しみを作る

 激しく揺らぐ認識の流れを一塊にまとめようとして「自分・自我」という錯覚概念を作る。

●人は自分が作った監獄に生きている

 眼耳鼻舌身意に色声香味触法が触れただけなのに、自我の錯覚て病んている人々のこころは、得、損、名誉、不名誉、賞賛、非難、楽、苦によって激し く揺らぐのです。生きることは竜巻の中を歩くような苦しみになります。一般の人々のこころは、必ずこの八つの項目で揺らぐのです。得、名誉、賞賛、楽だけを得て生きることは不可能です。世間とは色声香味触法です。そこに得、名誉などは存在しないのです。

●真理を知る人のみ安穏な境地を経験する

 真理に達した人は、自分とは眼耳鼻舌身意であり、 世界とは色声香味触法だと発見しています。この十二処はすべて無常で、瞬間瞬間、 変化し続けているのだと発見しているのです。堅い岩山が風に揺らがないように、真理に達した人 のこころは法則どおりに変化して流れながら、そこに何の揺らぎも生じないのです。これが 仏道を歩む人々が期待する「こころの安穩」という境地です。

初めて定例会に参加された方もおり、自己紹介をしながらテーラワーダ仏教との出会いなども話しました。2月に迫ったヘーマラタナ長老のイベントについても相談できました。参加者8名。皆様ありがとうございました。

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