第一部 ジャータカ朗読
今回のジャータカは「041 Losaka jātakaローサカ」
財産家から施しを受けていた一人の修行僧が、新来の長老をねたんで追い出した報いで、長いあいだつらい目にあうという物語でした。
輪廻転生するすべての生命が、食によって生き続けます。この食は、①食べ物:身体を維持管理する ②情報が触れること ③情報を感じること ④情報を認識することとの四種類があります。他の生命に四栄養を与えることは、その生命に命を与えることです。幸福を与えることです。行為は確実に結果をもたらすので、与えた人も幸福に恵まれます。
今月のジャータカ物語は、「食べものを奪う」という罪の重さを語っています。
来月は「043 Veḷuka-jātakaヴェールカ」。 毒蛇を息子のように育てていた修行者は、師の教えに逆らって蛇を捨てなかったために、やがて手をかまれて死んでしまうというお話です。
詳細は ジャータカ朗読会のHP をご覧ください。
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第二部『大念処経』 今回は「Ⅱ受の随観」をおえました。
10 つぎにまた、比丘たちよ、どのようにして比丘は心において心を観つづけて住むのか。比丘たちよ、ここに比丘は、貪りのある心を、貪りのある心であると知ります。あるいは、貪りを離れた心を、貪りを離れた心であると知ります。あるいはまた、怒りのある心を、怒りのある心であると知ります。あるいは、怒りを離れた心を、怒りを離れた心であると知ります。あるいはまた、愚痴のある心を、愚痴のある心であると知ります。あるいは、愚痴を離れた心を、愚痴を離れた心であると知ります。あるいはまた、萎縮した心を、萎縮した心であると知ります。あるいは、散乱した心を、散乱した心であると知ります。あるいはまた、大なる心を、大なる心であると知ります。あるいは、大ならざる心を、大ならざる心であると知ります。あるいはまた、有上の心を、有上の心であると知ります。あるいは、無上の心を、無上の心であると知ります。あるいはまた、安定した心を、安定した心であると知ります。あるいは、安定していない心を、安定していない心であると知ります。 あるいはまた、解脱した心を、解脱した心であると知ります。あるいは、解脱していない心を、解脱していない心であると知ります。 次回は「Ⅲ心の随観」に入ります。
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第三部 ダンマパダ法句経
14 .Buddha-vaggo覚者の章を確認しました。 次回はSukha-vaggo安楽の章です。札幌仏教塾のHPを参照ください。
雪の日もあり11月はだいぶ寒くなり日も短くなってきました。いつものエルプラザ特別会議室で充実した午後を過ごしました。今回は7名の御参加を頂きました。皆様お忙しい中たいへんありがとうございました。
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