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12/15定例会終わりました

執筆者の写真: ダンマサークル 札幌ダンマサークル 札幌

雪がちらつく冬の午後から北区民センターで定例会を開催しました。


前半は読経とプチ瞑想。後半はパティパダ巻頭法話の輪読をしました。ダンマパダの賢者の章の続きでした。


80. Udakañhi nayanti nettikā, usukārā namayanti [damayanti (ka.)] tejanaṃ; Dāruṃ namayanti tacchakā, attānaṃ damayanti paṇḍitā.

80. まさに、治水者たちは、水を誘導し、矢作りたちは、矢を調整し、大工たちは、木を矯正し、賢者たちは、自己を調御する。


今月のポイント

●生命に自由がありません

現象の世界はすべて、因縁によって成り立って いるのです。因とは原因で、縁とは条件です。現象の世界では、物質にも、こころにも、自由は成り立たないのです。

●身体は物質法則に管理されます

●こころは感情の奴隷です

自由自在に感情の管理をすることは不可能です。私たちは、感情の奴隷として生きるしかないのです。感情の親分は「無明」です。無明が親分になっているので、悪感情の立場が優先的に強く働くのです。ですから、たとえ現れたとしても、善感情は弱くなります。結局、生命に瞬間たりとも自由はありません。

●俗世間では自由の獲得は不可能です

我々の自由は条件付きなのです。もしも条件を破ったら、自由は失われます。自由に生きたいと思う人なら、その自由に伴うすべての条件を守らなくてはいけないのです。それは自由な生き方なのか、奴隷の生き方なのか、わからなくなります。囚人とは、自由を奪われた人々のことですが、その囚人と同じく、一般社会人にも自由はないのです。

●仏道の語る自由とは解脱です

自由を味わうためには、生命というリミットを超えなくてはいけないのです。プログラムを実行して成功したならば、初めて自由を得ら れるのです。それは条件付きの自由ではないので、一切の現象を乗り越えた境地になります。仏教はその自由に、解説・涅槃と名づけています。

来年に向けたイベントの計画などについて話しあいました。参加者7名。皆様ありがとうございました。

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