第一部 ジャータカ朗読
今回のジャータは、18.Matakabhatta jātaka死者への供物。羊は、前生で一頭の羊を殺したために、五百の生涯で首を切られることになったという。バラモンは羊を救おうとするが.羊の業には逆らえなかったという物語でした。物語の教訓は以下の通りです。 ①「供え物」「生贄」は自分の幸福を希望して他の誰かを不幸にするという無知で愚かな行為です ②すべての生命にとって「幸せになりたい」という思いは、普遍的な感情であり、いかなる理由があっても、他を殺すことは不幸を招くことになる ③慈しみこそが、生命として幸福を実現できる、唯一の方法です
詳細はジャータカ朗読会HPをご覧ください。 --------------------------------------------------------------------------------
第二部 ダンマパダ法句経
6 . Paṇḍita-vaggo賢者の章(76~89(14))を確認しました。 次回は 7 .Arahanta-vaggo阿羅漢の章(90~99(10))です。 札幌仏教塾のHPを参照ください。 --------------------------------------------------------------------------------
第三部『大念処経』今回は序「総説」を皆さんで輪読しました。 ポイントは以下のとおりです。 ①四念処cattāro satipaṭṭhānāは、もろもろの生けるものが清まり、愁いと悲しみを乗り越え、苦しみと憂いが消え、正理を得、涅槃を目のあたり見るための一道(唯一の道)ekāyanoである。 ②これは、身kāye 、受vedanāsu、心citte、法dhammesu において、それを観つづけ、熱心に、正知をそなえ、念をそなえ、世界における貪欲と憂いを除いて住む -anupassī viharati ātāpī sampajāno satimā, vineyya loke abhijjhādomanassaṃ,ことである。 今月もエルプラザ特別会議室での開催となりました。参加者は7名。皆様ありがとうございました。
ダンマパダ#77偈について、途中誤解に基づく解釈を申し上げ、大変申し訳ありませんでした。帰宅後も改めて誤解を確認いたしました。急ぎ謹んでお詫びいたしますとともに、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。