第一部 ジャータカ朗読会
今回のジャータはCullakaseṭṭhi-jātaka(4)チュッラカ豪商をとりあげました。ひとりの行商人がよこしまなこころのゆえに手に入れ そこなった黄金の器を、別の行商人が正直のおかげで手に入れる物語です。 4 Appakenapi medhāvī,
pābhatena vicakkhaṇo;
Samuṭṭhāpeti attānaṃ,
aṇuṃ aggiṃva sandhamanti.
賢者は資金がわずかでも
才能ある者は
見事に身をたてる
微かな火種を吹き起こすように
appa少い
kena:pron.[ka の instr.] 誰(何)によって,何故に
medhāvin賢い
pābhata:a.n.[pa-ā-bhṛ の pp.] 持って来る; 贈物;資財,金銭.
vicakkhaṇa:a.[vi-cakkhaṇa] 明眼の.才能ある
pābhata贈物 vicakkhaṇa明眼ある、
samuṭṭhāpeti[samuṭṭhahati の caus.] 等起させる
attan:m.[Sk.ātman] 我,自己,我体
aṇu:a.微少の
aggi:m.火
sandhamati [saṃ-dham] 吹く,扇ぐ
詳細はジャータカ朗読会HPをご覧ください。 --------------------------------------------------------------------------------
第二部『老病死に勝つブッダの智慧』
「第4 章 心を清らかにして、明るく慈しみの深い心を」に入りました。
今回は「2 きれいな心」を終えました。 病人の苦しみを和らげる
とにかくなんとかして病人の苦しみを和らげるようにしてあげなくてはならないのです。
看護の人に感謝の気持ちを
看病している人の苦労を理解して、「早く病気を治して、まわりに迷惑をかけないようになりたい」と願うのです。
エゴを捨てる
「私が健康になりたい」という願いは、わがままで高慢な、自我から出てくる願いです。その「自分」「自我」というのは、人間誰でも持っているものですが、それが病気になるすべての問題の原因です。病気だけではなく、我々の悩み、苦しみのすべての原因は、その「自我」にあるのです。
わがままな心を慈悲の心に
高慢になればなるほど、わがままになればなるほど病気は治りません。薬も効かなくなって、治る病気も治らなくなります。
環境のせいもわがまま、傲慢
不平不満の文句を言う心、わがままで高慢な心を慈悲の心に変えるということは、病気になる道を離れるということです。
気をつけたい家族へのわがまま
家庭というのも、わがままな心をなくして心を清らかにする修行の場なのです。
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第三部 ダンマパダ法句経
ධම්මපද කතාダンマパダ物語のサイトで「2Appamadavaggo怠らないことの章21-32」を再度確認しました。 札幌仏教塾のHPを参照ください。 今月の参加者は6名。皆様ありがとうございました。
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