
第一部 ジャータカ朗読
今回のジャータカは「044 Makasa jātakaマカサ」父親の頭にとまっ た蚊を追い払おう として、大なたで その頭を割ってし まった低能な息子 の物語でした。
味方に言われたからといって無批判で何でもやる生き方は、正しくないのです。智恵のない味方は、失敗したところでそこに仲間も引きずろうとするのです。たとえば日本国の味方がどこかで戦争を引き起こしたからといって、日本国民に何の関係もない国まで出かけて、戦争に参加して殺し合いをする必要はありません。良い味方だと思うならば、戦争を引き起こすような愚かな行為をしないように相手を諭すべきです。
来月は「048 Vedabbha-jātakaヴェーダッバ」財宝を得ることのできる不思議な呪文を知っているバラモンが、賢者の忠告を聞かずに呪文をとなえ、身を滅ぼしてしまう物語です。
詳細は ジャータカ朗読会のHP をご覧ください。
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第二部『大念処経』 今回は「Ⅳ 法の随観」に入りました。蓋の二番目まで進みました。
①欲蓋 五欲という壁 比丘たちよ、ここに比丘は、内に貪欲があれば〈私の内に貪欲がある〉と知ります。あるいは、内に貪欲がなければ〈私の内に貪欲がない〉と知ります。また、未だ生じていない貪欲がどのように生じるかを知ります。また、既に生じている貪欲がどのように断たれるかを知ります。また、断たれている貪欲が将来どのようにして生じないかを知ります。
②「嫌」という壁
あるいはまた、内に瞋恚があれば〈私の内に瞋恚がある〉と知ります。あるいは、内に瞋恚がなければ〈私の内に瞋恚がない〉と知ります。また、未だ生じていない瞋恚がどのように生じるかを知ります。また、既に生じている瞋恚がどのように断たれるかを知ります。また、断たれている瞋恚が将来どのようにして生じないかを知ります。
次回は蓋の三番目「だらけ・睡眠という壁」からです。
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第三部 ダンマパダ法句経
16 . Piya-vaggo愛しいものの章(209~220(12))を確認しました。 次回は17 . Kodha-vaggo忿激の章(221~234(14))です。札幌仏教塾のHPを参照ください。
雨で雪が融ける暖かい日和となりました。いつものエルプラザが休館のためかでる2・7の和室での開催となりました。今回は6名の御参加を頂きました。皆様お忙しい中たいへんありがとうございました。
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