第一部 ジャータカ朗読
今回のジャータは、11.Lakkhaṇa[miga] jātakaラッカナ[鹿]。父鹿から、それぞれ五百頭ずつの鹿を託された二頭の子供の鹿。一子はすべての鹿を危難から守りぬいたが、他の一子は逆の結果となる物語でした。この物語の教訓は、①何かやれば良いということではない。②期待する目的に達するか達しないかを真剣に観察して行為をしなくてはならない。③臨機応変に、自分が歩む人生の道を、常に良い結果が出るようにと調整する智慧と能力が必要。ということでした。
詳細はジャータカ朗読会HPをご覧ください。 --------------------------------------------------------------------------------
第二部『老病死に勝つブッダの智慧』「第5 章 死を見つめ、生を生きる」の「2 「自分だけは死なない」という観念」から第5章の終りまで輪読しました。最後の6章は来年のお楽しみとなりました。 個人的には、以下の箇所が印象的でした。
「死とはなんなのか。このことをしっかりと認識しなければなりません。死を美化したり厳粛なものと受け止めたりするのは、まったく無意味です。死は毎日ごはんを食べるのとなんら変わりがありません。歯を磨いたり、電車に揺られて会社に行ったりすることとまったく同じです。ただ、自分が死体となって、焼かれて骨になるだけです。そこに変な思想などを持ち込むことは混乱のもととなるだけです。」 「それはどのようになったか、これもそのようになるのだ」 yathā etaṃ tathā idaṃ ヤター エータン タター イダン そのようになる それ このようになる これ
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第三部 ダンマパダ法句経
ධම්මපද කතාダンマパダ物語のサイトで「 3 . Citta-vaggo心の章(33~43(11))」を文法面を含め確認しました。次回は、4 . Puppha-vaggo花の章(44~59(16))です。皆さん好きな偈を探してすらすら読めるようにすることとなりました。 札幌仏教塾のHPを参照ください。 今月はエルプラザ特別会議室での開催となりました。参加者は7名。皆様ありがとうございました。
ありがとうございました。 死ぬのは普通のこと、何が重要かを見極めて過ごしたいと思います。