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執筆者の写真ダンマサークル 札幌

8/13自主学習会終わりました。



第一部 ジャータカ朗読会

 今回のジャータはSerivāṇija-jātaka(3) セーリヴァの商人をとりあげました。ひとりの行商人がよこしまなこころのゆえに手に入れ そこなった黄金の器を、別の行商人が正直のおかげで手に入れる物語です。 3. Idha ce hi naṃ virādhesi,

saddhammassa niyāmataṃ;

Ciraṃ tvaṃ anutapessasi,

serivāyaṃva vāṇijoti.

ここで、もし、人が目先の利益を求め

真理の道を踏み外すならば

彼は永きにわたり苦難に陥る

セーリヴァという商人のように

 この物語の教訓は、自分の利益のみを考える世間常識の人は、そのお椀を何の値打もないとけなす。世間の常識と違った、真理を語る、人をだます気持ちがない正直者は、あえてそのお椀の値打ちを打ち明けるところにあります。

 また、この世界は、何の値打もないものに高い値札を付けて、人々をだまして利益を得ています。我々は金を儲けるために、高価な品物を買うために、名誉を得るために、社会の地位を得るために、必死になっているが結局はだまされている。仏教はこのような世間のすべての人々が評価する道とは違う道を説くから、古ぼけて煤けた、値打ちのない面白くもない生きる道のように見えてしまうのです。しかし仏教という古ぼけたお椀を手に取ってみると、重さは感じるはずです。指で煤をぬぐってみれば、純金であることをいとも簡単に発見できるはずです。

詳細はジャータカ朗読会HPをご覧ください。 --------------------------------------------------------------------------------

第二部『老病死に勝つブッダの智慧』

「第4 章 心を清らかにして、明るく慈しみの深い心を」に入りました。

先ず最初のセクション「1 慈悲の心と徳を積むこと」を終えました。 細菌やウイルスも含め、すべての生命が幸福で無事に生きていてほしいと慈悲の心を持つこと。相手の負担にならないように善行をたくさん行い徳を積むことが、カルマによる病気の唯一の対処法ということです。ポイントは以下の通りです。

遺伝的な病気との付き合い

遺伝的な病気や障害を不幸だと思わないこと。自分の心がそう決めてしまったことなのです。 誰にも文句を言わずに明るくその状態を認めて生きていきましょう。


細菌やウイルスを嫌わない

すべての生命は敵ではなく、仲間だと気づいてください。みな、地球の生命体系の中でお互いに助け合って生きていて、ほかの生命がいなければ、我々も生きてはいられません。ですから、すべての生命が幸福で無事に生きていてほしいと願わなければならないのです。


悪いカルマによる病気への考え方

カルマは誰にもわからない

カルマによる病気の一つの特徴は、生まれつきの病気か、歳をとってからの病気か、そのいずれかだということです。そしていずれの場合でも、薬はなかなか効かず、治療法もありません。なんとなく慢性的で、ずっと付き合っていかなければ仕方がない病気です。


善い行いで徳を積む

弱い人を助けるときは、相手の負担にならないように気をつけなければなりません。相手が申し訳なく、心苦しく思うならば、それは助けになりません。ですからいつも気をつけて、相手の心を慰めるようにします。「私にやらせてください、ぜひ私がやりたいのです」と言 うようにしてください。


悪いカルマと善いカルマ

悪業によって病気になっても、その悪業が何なのかということは具体的にわからないので、何にでも合うようにたくさん善行為をするしか方法はありません。

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第三部 ダンマパダ法句経

ධම්මපද කතාダンマパダ物語のサイトで「2Appamadavaggo怠らないことの章21-32」の朗読を聞きました。文法的な確認もしましたがまだまだ改善の余地がありました。 偈のなかでは、28.Pabbataṭṭhova bhūmaṭṭhe, dhīro bāle avekkhati.(山に立つ者が、地に立つ者たちを〔見る〕ように、慧者は、愚者たちを、〔智慧の眼で〕注視する。)

29.Abalassaṃva sīghasso, hitvā yāti sumedhaso.

(駄馬を〔置き去りにする〕ように、思慮深き者は、〔怠りある者たちを〕捨棄して行く。)などが印象的でした。 札幌仏教塾のHPを参照ください。 今月の参加者は4名。皆様ありがとうございました。

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